- 甲状腺は全身にかかわる臓器。
適切な検査と治療が重要です。 - 甲状腺疾患は思春期から40、50代で見つかることが多い病気となります。また、ご家族に甲状腺疾患の方がおられて、ご自身またはお子様のことで心配されている方もいらっしゃると思います。当院ではなるべく通院の負担が少なくなるよう、そして患者さんが病気について質問しやすい外来になるよう心がけております。
このようなことでお悩みでしたらご相談ください
甲状腺の病気と聞いて、どんな病気なのか、どんな症状があるのか分からない方も多いと思います。実際に治療されている方の最初の来院の動機は、次のように様々な症状が始まりでした。
- 首にしこりや腫れがある
- 動悸がする
- 疲れやすい、だるい
- 暑がり、寒がり
- 皮膚の乾燥
- むくみがある
- 気力がわかない
- 体重の増減がある
- 脱毛
- 眼球の突出
健康診断などでも特に悪いところもないので見過ごしてしまったり、女性の場合は更年期症状だとして見過ごす方もいらっしゃいます。このような症状がある場合は、我慢せずお気軽にご相談ください。
病気の種類
甲状腺の主な病気には次のようなものがあります。
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- 血液中の甲状腺ホルモンが多いために起きる病気
- バセドウ病・亜急性甲状腺炎・無痛性甲状腺炎 等
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- 血液中の甲状腺ホルモンが少ないために起きる病気
- 橋本病(慢性甲状腺炎)・甲状腺機能低下症 等
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- 良性腫瘍
- 甲状腺嚢胞・濾胞腺腫・腺腫様甲状腺腫 等
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- 悪性腫瘍
- 乳頭がん・濾胞がん・髄様がん・低分化がん・未分化がん・悪性リンパ腫 等
検査
甲状腺疾患の疑いがある場合、血液検査や超音波検査を必要に応じて行います。
治療
病気の種類や程度によって、投薬・放射線治療・手術などの方法が取られます。
放射線治療や手術が必要な場合は、対応可能な医療機関を紹介させていただきます。