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2021年11月29日
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糖尿病治療の体験談
糖尿病の早期治療を阻む要因の一つとして、「自覚症状がない」ことが挙げられます。これまで当院も合併症が発症する前の早期治療を訴えておりますが、健康診断の結果をみると何年も糖尿病の指摘がありながら、未だ治療を始めていない方が見受けられます。
そこで、患者さんのリアルな話を知り、自分に置き換えて考えていただくことで早期治療につなげられないかと思い、以下の資料をご紹介します。
( ↑ 画像をクリックするとパンフレットリンク先のページが開きます)
10年ほど前に作成された「糖尿病の治療を放置した方・治療を継続した方の体験談を通じて、糖尿病の治療の大切さを御理解いただくためのパンフレット」が厚生労働省のホームページにて公開されています。
こちらには患者さんの成功例・失敗例が記載されていますので、健康診断などで高血糖を指摘されている方は、まさにこれから起きうることとして参考にしていただければと思います。
2021年11月15日
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がん診断件数の減少について
日本対がん協会の調査によると、2020年度のがん診断件数が前年度より9.2%減少したことがわかりました。
内訳としては、早期がんの診断件数が減少し進行がんはあまり変わりがなかったということです。
(日本対がん協会ホームページより引用)
このことから、コロナ感染を懸念した外来や健診の受診控えの影響が考えられます。以前のブログ「健診の意義とは?」にて、健診の重要性について述べましたが、今回の結果のようにがんの早期発見が遅れることはコロナ感染以上の健康リスクにもなり得るため、年に1度は健診を受けてご自身の健康状態を確認しましょう。
2020年のがん診断件数 早期が減少 進行期の増加を懸念 日本対がん協会とがん関連3学会が初の全国調査 | 日本対がん協会 (jcancer.jp)
2021年10月27日
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風疹抗体検査について
10/25の日本経済新聞紙面に、「風疹検査、目標の4割未満」との記事が出ていました。
現在国の施策として、昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性に対して、無料の抗体検査と予防接種を実施しています。
上記対象の男性に対しては、公的な風疹の予防接種が行われていないため、免疫を持たず感染しやすい方が多くいらっしゃいます。
風疹は発熱や発疹リンパ節の腫れなどの症状が出ますが、自身の症状以上に大きなリスクとして挙げられるのが、妊婦に感染することにより、生まれてくる赤ちゃんに障害が発生することです。
妊婦は、自身が抗体を持っていない場合も妊娠中はワクチンを接種することができないため、接する機会がある人も感染しないよう注意する必要があります。これは、家庭内に限らず職場でも同様です。
このように風疹は自身だけでなく周りの人たちにも悪い影響を与えるリスクがあります。まだ抗体検査を受けられていない方は、可能な限り受けるようにしてください。当院では、外来だけでなく健康診断受診時にも検査を受けることができます。
ご予約はお電話にて承ります。
<外来での検査をご希望の方> 087-813-1018
<健診受診時にご希望の方> 087-802-5880
2021年9月28日
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健診の意義とは?
毎年秋は健康診断の受診者が多くなるシーズンです。
その中心は、企業にお勤めの方の定期健診や40歳以上75歳未満の方が受ける特定健診ですが、これらは企業や保険者(皆さんが加入する保険の運営者)に対して法的に義務付けられているものです。
では、なぜ義務化されているのでしょうか?
最大の目的は、他の何よりも、病気の早期発見・早期治療により皆さんの健康を維持することです。
また、もう一つの意義として、病気の早期発見・早期治療により、高額な手術が必要な病気や生活習慣病を減らすことが、結果的に国民医療費を押し下げることになるという点も挙げられます。
コロナ禍においても健康診断が不要不急とはみなされず、継続されていることからも健康診断の重要性を認識できるかと思いますので、必ず受けるようにしましょう。
そして、既に今年度の健診を受けられた方も、これから受けられる方も、結果が良くなければ、症状が出ていなくても必ず医療機関を受診して、早期治療に努めましょう。
当院でも、健診後のフォローアップ外来を実施しています。他院で健診を受けられた方も健診結果をご持参し、お気軽にご相談ください(要予約)。
2021年9月2日
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コロナ禍における糖尿病治療の重要性
高松紺屋町クリニック院長の佐用です。
日本国内で新型コロナウイルスの感染者数が急増してから、約1年半が経ちました。未だ終息の道半ばという状態ですが、ワクチン接種による集団免疫の獲得や、身近なかかりつけ医でも処方できる有効な治療薬の登場に期待したいと思います。
さて、コロナ禍以前は、糖尿病教室や講演会等で糖尿病に関するお話をする機会も多くありましたが、今は密を避けるためにもこのような機会も持つことができません。そこで、ホームページを通して、糖尿病を始めとした生活習慣病等にまつわる話を発信し、少しでも皆さんに有用な情報をお伝えできたらと思います。
〇コロナ禍における糖尿病治療の重要性について
コロナ禍で起きた患者さんの受診行動の変化の一つとして、感染を恐れた受診控えがありました。
「糖尿病を患っていると感染しやすいのでは?」
と思われている方もいらっしゃるようですが、何も持病のない人よりも「感染しやすい」というはっきりとしたデータは今のところありません。
一方、糖尿病を患っていると、「重症化するリスクが高い」とされています。また、血糖コントロールができているかどうかで、重症化リスクも変化することが研究によってわかってきました。血糖コントロールがうまくできている人は、できていない人と比べて重症化の危険性が低くなるようです。
従って、コロナ禍において血糖コントロールを良好に行うことは、本来の治療目的を達成することに加え、コロナ感染時の重症化リスク低減につながりますので、十分な感染対策の上でかかりつけ医に通院し、糖尿病の治療を継続していくことが重要と考えます。
2021年7月31日
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新型コロナワクチン接種後の気になるところ
高松市でもようやく全ての年代のワクチン接種が始まりましたが、「アナフィラキシーや副反応が心配」「効果はあるのだろうか?」といった患者さんの声や、ネット上では様々なワクチン接種に関するデマも流れているなど、ワクチン接種に対するネガティブなイメージを持たれている方も多いと思います。
そこで、これからワクチン接種をしようとお考えの方のご参考になればと思い、医療従事者としてワクチン接種を終えた当院スタッフに対する副反応に関するアンケートと抗体検査の結果を公表したいと思います。
〇副反応について
・アンケート回答数 25名
(女性21名=年齢層 20代:3名 30代:9名 40代:6名 50代:3名) (男性4名=年齢層40代:2名 60代:2名)
全身性反応については、一般的に言われている通り1回目より2回目の方がかなり多くなりました。倦怠感については大半が感じ、発熱者も半数近くいましたが、接種当日から翌日にかけて出現し、翌々日には概ね軽快していました。尚、この発熱や頭痛に関しては、予防的に解熱剤を服用している人もいたため、実際にはもっと多い可能性はあります。
投与部位の副反応については、1回目と2回目の間で大きな差は出ませんでした。疼痛についてはほぼ全員が感じていますが、仕事に支障が出るような人はいませんでした。
〇抗体検査の結果について
ワクチン接種により、実際に抗体が得られたのかどうかを知るために、スパイクタンパク質に対する抗体価を検査しました。この抗体価が15.0 U/ml以上であれば有効とされ、コロナウイルスに対する免疫をほぼ得られていると考えられます。
・スタッフの検査結果(検査実施者数:26名 2回目接種後、約1か月後に実施)
最大値 3255.0 U/ml
最小値 342.5 U/ml
平均値 1076.0 U/ml
中央値 902.6 U/ml
という結果でした。少ないサンプル数ではありますが、全員が有効な抗体価を得られていました。
尚、この抗体検査は当院にて一般の方も受けることが可能です(税込3,850円)。
あくまでも、ワクチン接種は任意です。不安や疑問があれば、かかりつけ医に相談したり、信頼できる出自の情報などを参考に接種の判断をしましょう。
2021年7月13日
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4年以内の疾病の発症確率を予測する検査サービス
このたび、高松紺屋町クリニックでは、約7,000種類の血中タンパク質を測定することで4年以内の病気の発症を予測する検査サービス「フォーネスビジュアス」を導入することになりました。
この西日本では初めて導入される検査サービスにより、心筋梗塞や脳卒中の発症リスク・生活習慣病のリスクチェックを行うだけでなく、アプリを介したコンシェルジュサービス等により健康改善を行うサービスとなっています。
正式な導入時期や検査サービスの詳細については、改めてお知らせいたします。
現在の情報については、下記ホームページをご覧ください。
【プレスリリース】一般のお客さまに向けてフォーネスビジュアスの提供を開始 | フォーネスライフ株式会社 (foneslife.com)
2021年4月27日
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<求人情報>臨床検査技師の募集について
高松紺屋町クリニックでは、現在臨床検査技師の募集をしております。
勤務条件は以下の通りです。
〇勤務日
月~金の内、 1日以上の勤務
〇勤務時間
9:00~13:00
〇必要なスキル等
腹部エコーの経験者
〇給与
時給制 経験・技能により優遇
その他詳細は、面談にてお伝えします。
ご応募は、お電話(087-813-1018)にて、採用担当宛にご連絡ください。
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コロナワクチンの接種が始まりました
先週より当院でも、新型コロナワクチンの接種を開始いたしました。
まだワクチンの供給量が少ないため、院内のスタッフもごく一部しか接種できておりませんが、5月からは供給量が増えてくるということですので、今後の接種率向上によるコロナ禍の終息を期待したいと思います。
尚、ワクチン接種のご予約に関して、現在はワクチンの週毎の納入量が不明なため、日時指定でのご予約はお取りしておりません。ご予約後に当院より改めて接種日時のご連絡をさせていただきますので、ご了承ください。
東京・関西圏だけとは言え、緊急事態宣言下でのゴールデンウィークを迎えます。くれぐれも感染予防を徹底した上でお過ごしください。
2021年2月26日
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加湿器を増設しました
業務用加湿器の入手が困難な状況が続いている中、ようやく納品となり、1F・2F合わせて6台を増設しました。
新型コロナウイルスの感染リスクを下げるためには、湿度のコントロールも有効との論文もあり、少しでもご来院の皆様の安心につながればと思っております。
日本でも、ワクチンの接種がようやく始まりました。以前のような生活スタイルは難しいかもしれませんが、安心して暮らせる時が早く来ることを願っています。
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